西てつし・3期目の成果と取り組み

西てつし

この3期目の任期中、10回の本会議での会派代表質問、2回の予算・決算総括質疑、30回の委員会質疑、そして、議会運営委員会副委員長や危機管理体制検証調査特別委員会委員長や建設委員会副委員長として様々な政策の推進に取り組んできました。

その中でも特にこだわって実現に奔走してきた政策の一端を紹介させていただきたいと思います。

  1. コロナ対策
  2. 災害に強いまちづくり
  3. 子育てしやすいまちづくり
  4. SDGsの取組
  5. 津久野駅前のまちづくり
  6. 空き家対策
  7. 堺市歯科口腔保健条例を条例提案
  8. 浜寺小学校建て替え
  9. おでかけ応援制度改悪阻止
  10. 地域整備
  11. その他

【1】コロナ対策

コロナ禍の中、現場の課題や声をもとに、当局に様々な要望や提案を行いました。

まず、各学校が消毒に追われる中、物品購入予算を各学校に追加配分することを求め、安心して消毒薬等の購入を行えるようにしました。

また、感染拡大防止を目的に、2020年5月、「自宅療養等応援パック」を提案し、濃厚接触者や感染者が必要に迫られて買い物に行かずに済むような仕組みを導入できました(その後市長側により制度縮小)。同年6月には、唾液PCRの導入を求め、1日当たりの検査件数は飛躍的に拡大しました。

ワクチン接種においても、堺市内のものづくり企業の生産管理ノウハウの活用を提案し、接種数の拡大とトラブル防止をはかることができました。

【2】災害に強いまちづくり

西てつし

2期目に、全国からどのように応援をうけるかについての計画や取組が存在しないことを指摘し「受援計画」が策定されました。そして、2022年に「堺市総合防災センター」が開設され、体制整備が進んでいます。

また、避難所はスマートフォンの充電等が行えることが重要との観点から、2018年3月本会議質疑で学校の太陽光発電を災害時に使えるようにすべきと求め、太陽光発電が設置されている西区内の小中学校を対象に停電時の利用方法等の説明を行うことができました。

また、石津川水系の石津川、百済川、百舌鳥川、和田川の浸水想定区域の早期更新を2020年3月に委員会で求め、現在、石津川水系全体での新しい浸水想定区域がハザードマップに掲載されています。

【3】子育てしやすいまちづくり

西てつし

1期目にはワンコイン医療制度の提案・導入に取り組み、2期目は、子育てアプリの導入や病児保育の導入に取り組みました。3期目は、待機児童対策として小学校敷地における小規模保育所の設置や調整に取り組み全国的にも珍しい事例をつくることができました。また、保育園申請のオンライン化の重要性について委員会で提起し、オンライン申請がはじまっています。

また、幼児期の早期発見が改善につながる弱視について、視覚屈折検査を行う重要性について議会ではじめて取り上げ、2022年秋3歳児健康診査時の屈折検査の実施が決まりました。

保育料の多子世帯無償化については市長が公約を反故にして議会で大きな議論になりましたが、引き続き導入を求めて行きます。

【4】SDGsの取組

「持続可能な開発目標(SDGs)」は、生活の質を高めつつ、社会が持続的に維持・発展することであり、自治体の取組が、今、注目されています。

1期目には「環境モデル都市」への応募、2期目には「SDGs未来都市」への応募、3期目には「脱炭素先行地域」への応募を議会で最初に提案し、国から認定されて、国の施策や予算を取り込んだ取組が進んでいます。また、プラスチックのリサイクルについても先進的な取り組みを行うべく実証実験が進んでいます。

産業政策としても、世界的な様々な企業がSDGsの取組をサプライチェーン全体に求めはじめた中で、環境問題への取組をすすめ、二酸化炭素排出量の見える化等の取組を行うことが成長のきっかけにもつながってくると確信して、企業支援も進めるように議論しています。

【5】津久野駅前のまちづくり

西てつし

8年間本会議の殆どの質問機会で、東西往来が不便な事、西口ロータリーが暗い事、東口のUR三棟が耐震検査を終えていない事、快速停車等様々な課題について質問し多くの議論を行いました。

地域においては、まちづくり団体「好きやねん津久野」の皆さんが中心になり「津久野駅前プロジェクト協議会」が設立され、積極的な取組が進んでいます。その結果、堺市は、同協議会の取組を尊重し、2022年津久野駅前を「一体的かつ総合的に市街地の再開発を促進すべき相当規模の地区」に指定しました。

現在、堺市は、関係機関と協議調整を行っていく為の調査や、市街地整備の方策検討に取り組みながら、地元の機運醸成、地権者の意向把握などの合意形成や組織化に向けた活動支援に取り組んでいます。

【6】空き家対策

放置された空き家や管理不足の空き家の存在は、街の活力を奪い治安の面からも課題が多いと8年前から取組の必要性について何度も議論してきました。その結果、実態を把握するという観点から2019年、全国でも珍しい「空き家実態調査」が行われ、2017年には所有者に所有者調査やアンケート調査を行いました。

現在、堺市は、不動産関係企業との空き家所有者のマッチングを行ったり、相続問題によって対応が困難になっている事例の解決の為に司法書士に相談しやすい体制づくりを行ったりといった取組を進めています。

【7】堺市歯科口腔保健条例を条例提案

口の健康が全身の健康と関わるとの学説が多数発表される中、堺市民が、健康で一生自分の歯で噛める喜び、話す幸せを持ち続け、豊かで充実した生活が実感できるように取組を進める事を規定した「堺市歯科口腔保健推進条例」が、2021年3月議員提案による全会一致で成立しました。

この条例は、一部自治体を参考に、先進的な内容で条例を制定しようと数年前から超党派議員で作業チームを形成し、歯科医師会の先生方とも意見交換しながら作業したものです。作業チーム副座長として関わり、条例制定を実現できて感慨深いです。

【8】浜寺小学校建て替え

運動場が堺市内で一番狭い浜寺小学校の建替え時に、運動場の広さを大きくしたい、特別教室のスペースを確保したい、津波発生時にできるだけ高いところに避難できるようにしてほしいと校区の方々から要望を頂きました。その為には、3階建てではなく4階建てにするしかありませんでしたが、用途地域の指定がネックでした。

そこで、2019年の予算審査特別委員会で、過去の用途地域変更の事例を挙げ、敷地の用途変更とスペースの確保の為の設計変更を求め、審議会を経て変更されました。その結果、運動場は当初の計画より広くなり、特別教室等のスペースを確保して、津波避難のための高さも確保することができました。現在、2025年の新校舎完成を目指し工事中です。

【9】おでかけ応援制度改悪阻止

2021年11月に、市長側から健康寿命が長くなったことを理由に「おでかけ応援制度」の対象年齢の引き上げが提案されました。

市議会で代替案の有効性も含めて激しい議論になりましたが、この「おでかけ応援制度」は、市民の皆様の健康維持のみならず、公共交通の利用を促すことでバスや路面電車等の路線の維持につながっていることや、市内での経済効果が大きいこと(約56億円)等を評価し、市議会としては大阪維新の会以外の全会派で提案を否決しました。2022年2月にも再度ほぼ同じ内容の案が提出されましたが、再度否決しました。

【10】地域整備

西てつし

地域の皆さんからいただいた安全なまちづくりについての要望の実現に努めました。下記以外にも実現途中のものがありますので引き続き実現に努めます。

●信号設置
鳳駅下り交差点右折矢印設置
神芝橋信号設置
ときはま線諏訪ノ森神野線交差点右折矢印設置
●地域整備
上野芝小学校前自動車停止表示塗り替え
上野芝町神野町百済川河道内の雑木伐採
上野芝町自転車道舗装やり直し
上野芝町泉北1号線歩道舗装整備
上野芝向ヶ丘町雨水枡機能回復
上野芝向ヶ丘町水銀灯設置
上野芝向ヶ丘町道路減速表示
上野芝向ヶ丘町道路上覆土除去
上野芝向ヶ丘町マンホール改修
家原大池公園遊具リニューアル
家原寺小学校南側斜面雑木伐採
家原寺小学校南側歩道舗装修復
家原寺町2丁道路舗装復旧
家原寺町2丁舗装修繕
旧津久野下水処理場横照明設置
百済川阪和線下自転車通路柵改修
神野公園雑草伐採
諏訪ノ森神野線神野町ガード下交差点側道歩道確保
津久野駅東口点字ブロック張替
津久野駅東口歩道チェーン補修
津久野駅西口照明補修
津久野駅西口ロータリー再整備
津久野駅西口ロータリー雑草伐採
津久野町1丁河川管理通路減速表示
津久野町1丁道路外側線塗りなおし
津久野町3丁点字ブロック補修
津久野町3丁歩道柵補修
津久野町3丁横断注意看板設置
鶴田橋保全工事
八田寺公園照明修理
八田寺公園雑草伐
八田寺公園側溝修繕、補修
原田水路柵補修及び雑木伐採
平岡町伊勢路川沿街路樹伐採
平岡町カーブミラー位置修正
平岡公園遊具修理
平岡公園防犯カメラ横草木伐採
平岡町架線位置変更
平岡町交差点白線引き
平岡町交差点交差点灯設置
平岡町道路舗装エプロン部分加工
平岡町道路舗装打ち換え
堀上公園雑草伐採
堀上緑町1丁道路舗装本復旧
堀上緑町1丁道路舗装復旧
堀上緑町1丁歩道舗装修繕
北条町2丁水道管入れ替え
(50音順)


その他、下記について質問で取り上げ実現する事ができました。これもひとえに皆さまのご指導ご鞭撻のたまものです。引き続きよろしくお願いいたします。

「南海バス堀上緑町1丁バス停変更」
「合葬式墓地の建設(2022年設計完了、2023年度内に工事)」
「摂食嚥下についての重要性の告知」
「ペット霊園条例の制定」
「難病患者の就労支援」
「津久野幼稚園の存続」
「マイクロプラスチック対策の調査の実施」
「認知症サポーターのオレンジリングの提供」
「緊急一時保育の拡充」
「友好都市との交流拡大」
「堺市の環境問題への取組による都市間連携の実施」
「自転車レーンの延長拡大」
「シェアサイクルの充実」
「大仙公園の杉風舎のトイレ改修」
「大仙公園の草刈り回数増加」
「民間との官民連携の基準づくり」
「避難所の食品アレルギー対応」
「水道管の耐震化の早期実施」
「生徒個別の学力向上の評価制度づくり」
「市有施設での木材活用の推進」
「災害時の道路啓開のための連携促進」
「ひとり親家庭の居住支援」
「ふるさと納税のホームページの改善」
「骨髄ドナーへの経済的支援」
「児童の視力対策としての設備導入」
「障がい者グループホームの看護を有する生活支援員の加配に要する経費の計上」
「緊急一時保育の広報拡充」
「ICTを活用した校務効率化」